
先月旦那の弟の結婚式に行ったときのこと。
私は
「親族は落ち着いた黒とか紺が基本なのか」
と思いつつも、新しいドレスを買うのもなぁと思い、独身時代着ていたベージュっぽいピンクのドレスを着て行きました。
そしたらね、控え室行ったらね、旦那の親族がみんな黒、もしくはグレーっぽい落ち着いた色の服装だったのです。
そのときの私の心の中↓
「親族は黒なのか!!やばい!!!!嫁として最悪じゃない?え?どうしよう、穴があったら入りたい・・・」
そんな考えが頭を駆け巡り、周りがどう思っているか気になり、居心地が悪いものでした。
と、そんな失敗をした私。
もう二度とそんな思いしたくない!というわけで今回は親族結婚式の服装マナーについてまとめます。
これを読めばいつかあなたが親族の結婚式に呼ばれたときに、私のように変な汗をかかずに済むので、ぜひ読んでおきましょう(結婚された方は必読強制)。
目次
1.親族結婚式での嫁の服装の心得
1-1.友人と同じ感覚の服装はNG
1-2.過度の露出はNG
1-3.落ち着いた色味にする
2.親族の結婚式で失敗しない服装具体例
2-1.洋装の実例
2-2.和装の実例
3.ちょっとした小話
3-1.リゾートウェディングの場合の服装
3-2.個人的には多少華やかな方がいいと思う
3-3.事前相談が一番無難だったりする
1.親族結婚式での嫁の服装の心得
ここでは何十年介添えさんをしていた方の話も交え、嫁として知っておきたい親族結婚式の服装マナーについて基本の心構えをご紹介していきます。
1-1.友人と同じ感覚の服装はNG
まず新郎新婦の親族は、結婚式に招かれる側ではなく、新郎新婦と共にゲストをもてなす側であるという認識が大切です。
そのためお迎えする側である親族は基本的に、
落ち着いた服装
が求められます。
実際結婚式のホテルの従業員は、格式の高いホテルほど親族の服装を見て、対応が異なるそう。(あからさまに失礼な態度は取らないが、服装で格式を判断するため)
なので日本の常識としては、親族は改まった服装での参加が一般的には求められています。
1-2.過度の露出はNG
まず色よりも大切なのが肌の露出。
親族としては過度の露出を控えることが基本となります。
また、肌の露出を控えれば控えるほど、格式の高い結婚式とみなされます。
出来ればひざが見えない程度の長さのスカートで、上着やストールなどで胸まわりや肩の露出は控えることが基本です。
1-3.落ち着いた色味にする
「落ち着いた色なら黒にしよう!」
と思われるかもしれませんが、黒づくめは絶対避けましょう。
例えば黒のドレスに黒のストッキングではお葬式スタイルになってしまいます。
黒を着ても良いですがストールを明るいものにしたり、紺や深めのグリーン色などの控えめな色味のドレスもおすすめです。
2.親族の結婚式で失敗しない服装具体例
ここまでの内容を受けて、絶対に失礼にならない親族結婚式での服装スタイルについてご紹介します。
女性なら誰でも気になると思うので、未婚女性の服装実例も載せておきました。
参考にしてください。
2-1.洋装の実例
洋装の場合、年齢や未婚・既婚の区別はないので、親族の結婚式であることを意識した落ち着いた服装を心がけるだけでOK。
例えばこちら。
黒っぽく見えますが、フォーマルなシーンにぴったりのネイビーです。
上品で大人っぽいので、年齢問わずあると便利なドレスです。
少し地味だなと思ったらアクセサリーでワンポイント加えるだけでも雰囲気ががらりと変わりそう。
ネイビーでも無地のもの、光を抑えた素材のほうがおすすめです。
お次は無難な黒。
長袖のドレスはマナー違反と心配になる方もいますが、むしろ露出が抑えられるので、格式の高い結婚式にぴったり。
長袖のドレスは寒い時期に重宝するので、ひとつ持っておくと便利。
脚の露出では生足が厳禁なので、ストッキングはお忘れなく。
2-2.和装の実例
◆既婚女性の場合
既婚女性の場合、2種類あります。
まずは黒留袖。
結婚している女性が結婚式やお葬式などの冠婚葬祭で身に付ける第一礼装です。
出典:http://www.haregino-marusho.co.jp/
「親ならまだしもまだ20代の私も着ていいの?」
と疑問だったのですが、どうやら黒留袖は身内の既婚女性なら誰でも着ていいものなんだそう。
次に色留袖というものもあります。
出典:http://www.haregino-marusho.co.jp/
黒留袖では華やかさが足りない!という方にこちらがおすすめ。
色留袖は地の色が黒以外の留袖のことをいいます。
年齢が20代であったり、30代前半であれば
「黒留袖は地味で嫌だわ」
なんて方も多いかと思うので、こういうのはうれしいですね。
ただ地域によっては年齢が若くても、色留袖はNGというところもあるので、事前の確認も必要です。
◆未婚女性の場合
未婚女性の場合は、二十歳の成人式で着たあの振袖が着られます。
出典:http://www.kyotokimonoyuzen.co.jp/
既婚女性の第一礼装は黒留袖でしたが、未婚女性の場合は振袖が第一礼装なので、自信を持って着てください。
私は振袖を着た女性が大好きです。←
また、未婚女性も色留袖が着られます。
ぜひチャレンジしてみましょう。
ただし結婚式で男性との出会いを求めている方は、色留袖を着ていると既婚女性と思われてしまう可能性もあるので、出会いを求めている方には振袖をおすすめします。
3.ちょっとした小話
そのほか、親族の服装に関してあれやこれやとまとめます。
3-1.リゾートウェディングの場合の服装
まず親族の結婚式が近郊ではなく、沖縄や軽井沢にわざわざ赴いてのリゾート婚の場合、あまり服装にこだわらなくても大丈夫なケースが多いです。
むしろ少しカジュアルな方が好まれます。
なぜなら沖縄などのリゾート感溢れる場所での黒っぽい服装は重く感じるからです。
ただし新郎新婦から指定がない限り、カジュアルすぎるTシャツや、ビーチサンダルなどは控えるようにし、カジュアルなワンピースやちょっと明るめのドレスにする、程度にとどめておきましょう。
3-2.個人的には多少華やかな方がいいと思う
ここまでとやかく書きましたが、個人的には親族の結婚式でも服装は多少華やかなぐらいがちょうどいい、と思言っています。
ましてや、黒はもってのほか(言いすぎ?)。
でもちゃんと理由があります。
なぜなら欧米では
「黒は喪の色で花嫁に不幸をもたらす」
と言われているぐらいで、やはり結婚式では黒は避けるべき色だからです(和装の黒留袖の場合はいいけど)。
日本人はもともとあんまり主張するのを良しとしないので、結婚式でも黒を着る人は多いですが、欧米ではそのようなルールになっていることも覚えておきましょう。
3-3.事前相談が一番無難だったりする
もしどうしてもドレスを新調する時間的、金銭的余裕がなければ一度相手の親戚や両親にどういった服装で結婚式に参加する予定なのか聞いてみてましょう。
ここでまとめている服装マナーは一般的に言われている常識であって、家族によっては全く気にしないこともあります。
その家族がさほど気にしないのであれば、華やかな格好でも特に問題ないので、心配な方は一度相手の両親や親戚に確認してみるといいでしょう。
4.まとめ
ここまでの内容をまとめると、
- お迎えする側として落ち着いた服装が求められる
- 黒は無難だが、黒尽くめはNG
- 露出が少ないほど格式の高い結婚式になる
- 洋装の場合、未婚・既婚の区別はない
- 和装であれば未婚の場合振袖、既婚の場合黒留袖となるのが基本
今回この記事をまとめて思ったのが、
場所によって結婚式の服装は異なる
ということです。
私の結婚式の場合、リゾートウェディングだったので相手の親戚は色を気にせず着ていましたが、今回私が服装に失敗したのは都内の格式ある結婚式会場。
だからピンクのドレスが浮いてしまったわけです。
なので、地域柄の特性や、今回の結婚式場はどこなのか、も気にしつつ、心配であれば義理の両親・親戚方に当日どのような服装で来るか聞いてみるのがベストでしょう。